アントニ・ガウディ、偉大なる天才の軌跡を訪ねる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

         サグラダ・ファミリアの受難の門(春2016年)

 

芸術の街バルセロナを彩るガウディの建築物。その代表作を巡り、今なお人々を魅了する天才建築家の足跡をたどってみよう。

 

ガウディの生涯

  • 1852 6月25日、タラゴナ県レウスに鍛冶職人の子として生まれる。
  • 1868 建築を学ぶためバルセロナに引越しました。
  • 1878 建築課程を終了。パリ万博に作品を発表、これを機にガウディ芸術のよき理解者     でパトロンとなる実業家エウセビ・グエルと知り合い。 
  • 1883 サグラダ・ファミリア聖堂の2代目建築家に就任します。
  • 1900 カサカルベがバルセロナ市最優秀建築賞を受賞。グエル公園の建設が始まる。
  • 1904 バトリョ邸リフォーム、カサ・ミラ建設の依頼を受ける。
  • 1906 父とともにゲル公園内の家に転居、数ヶ月後に父が93歳で亡くなる。
  • 1914 グエル公園建設が中断。サグラダ・ファミリア聖堂に専念すると宣言。
  • 1918 グエルさん死去。
  • 1925 「生誕の門」の最初のようろうが完成。
  • 1926 6月7日、路面電車にひかれ、3日後になくなりました。

 

サグラダ・ファミリア聖堂

民間カトリック教会団体であるサン・ジョセップ日により、聖家族(サグラダ・ファミリア)に捧げる教会として1882年に着工。翌年に初代建築家ビヤールのあとを引き継いだガウディは、当初の設計を自分のプランへと作り替え、世界でも類を見ない『完璧な教会』の建設を目指した。またこれを機に、キリスト教に関する知識を深め、同時に自信の信仰も深まっていった。1914年からはサグラダ・ファミリアの建設に専念するが、聖堂はしんしゃからの寄進で財源をまかなう『Templo Expiatorio』資金難からの工事はなかなか進まなかった。ガウディは教会に寝泊まりしながら自ら資金集めに奔走し、1926年に73歳で亡くなるまで人生のすべてを聖堂の建設に働きました。現在もガウディが残した設計図や模型をもとに、ガウディ没後100年である2026年の完成を目指して工事が続けられている。

 

         サグラダ・ファミリア聖堂の生誕の門(夏2014年)

 

生誕の門

太陽が昇る東側に面している。1894年に工事が始まり、3つのファサードのうち、唯一ガウディの生前に完成した。イエス誕生の喜びを表したもので、イエスの幼少年期の出来ごとが発表されている。中央の門はイエスを表す。右側は聖母マリアに捧げられた門です。左側は聖ヨセフを体現する。

 

  1. 生命の木は糸杉です。永速の命、ハトは神のもとに集まる信者と聖霊を表す。また、木の下の白いペリカンは、原始キリスト教のシンボルです。
  2. 聖母マリアの体冠
  3. マリアとヨセフの婚姻は手を取り合うマリアとヨセフが、司祭によって結ばれる場面。司祭を助ける天使たちの姿を見られる。
  4. 受胎告知は処女マリアに大天使ガブリエルが 精霊によって神の子イエスを身ごもることを知らせる場面。
  5. 赤ん坊の殺害はイエス降誕後、ユダヤの王となる運命をもった子供の誕生をしたヘロデ王は、ベツレヘム周辺の幼児をすべて殺害するよう兵士に命じた。
  6. エジプトへの逃避。夢に取れた天使のお告げにより、ヘロデ王がイエスを探し出して殺そうとしているのをしり、エジプトに逃げる聖家族。
  7. 天使を合唱隊。中央に子供の天使のせっかたい、両脇には楽器を奏でる6人の天使が表している。内戦で損傷を受け、日本人彫刻家の外悦路さんによって修復された。
  8. 働くイエスは大工である父ヨセフの仕事を手伝う少年のイエス。
  9. 羊飼いの礼拝。神の子の降誕をした羊飼いたちが、急いでベツレヘムへ向かい、足下の中で贈り物をイエスに持って来ました。
  10. 東方三博士の礼拝。メルキオール、ガスパール、バルタサールの東方三博士が星を見て『新しいユダヤの王』の降誕を知り、黄金とか持って来て、幼子イエスのもとを訪れる。

 

                   受難の門(2016年)

 

受難の門

太陽が沈む西側にあり、キリストの死がテーマ。装飾を排除し、冷たい石の肌をあらわにすることで、ガウディは受難の苦しみを表現しようとした。彫刻はカタルーニャ人彫刻家スビラックスが担当。左下からS字型に見て行くと磔刑前夜のできごと(下層)丘への道(中層)イエスの死と埋葬(上層)の順にたどることができる。

 

  1. 最後の晩餐。処刑される前夜、テーブルに着いたイエスが、弟子の一人が自分を裏切ることを予言する。
  2. ユダのキス。接吻することで、ユダは兵士たちにイエスが師であることを伝える。背後にある16の数字は、縦、横、斜めなど310通りある足し算の合計が常に、キリストが亡くなった年齢である33になる。
  3. ペテロの否定。3人の女性は、弟子のペトロがイエスを知っていることを3回否定したことを表す。
  4. イエスの裁判。右側の人物はローマ総督ピラト。死刑判決を表す。 
  5. 三人のマリアとキレネの人シモン。倒れているイエスのかたわらで泣いているのは聖母。シモンは十字架を担ぎ上げようとうしている。
  6. ロンギネス。十字架にかけられたイエスの脇腹を槍で突いたとされる兵士。後にキリスト教に改宗した。

 

聖堂内部

ガウディは聖堂内を、信者が神との一体感を体験できる場所にしようとした。壮大な内部の丸天井を支えるため、樹木の形をした柱を考案。また天井は殉教のシンボルであるヤシの木の葉のモチーフで飾られ、まるで森のように見える。2010年に完成し、ローマ法皇ベネディクト16世を招いてサグラダ・ファミリアを教会と認定するミサが執り行われた。

 

鐘楼(鐘の塔)

現在、生誕の門と受難の門の計8本が完成しており、エレベーターで上ることができる。全て完成すると約60個の鐘が取り付けられる予定で、ガウディは鐘の音響の研究を行った。

 

地下博物館

ガウディが残したサグラダ・ファミリアのスケッチや模型などが展示されている。逆さ吊りの模型は有名。

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